2008年1月3日木曜日

仕事とお金 自分を振り返って先をみつめて

NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀 を見ていると、いつもいろいろな職業があって、いろいろなプロフェッショナルの姿があるんだなぁと思います。

ひとつの共通点としてお金のために仕事をしている人はいないということ。

好きなことだけど、誰しもが一回は挫折して苦悩してもがいてそこから抜け出す。

そのもがく中で抜け出す際にそこにやっぱりお金はない。

私はというと、もともと企業経営に興味を持っていたので青山学院大学の国際経営学科に入りました。そしてコンサルティング業界に大学生の中ごろから興味を持ち始めて、24歳ではじめて会社に入ってシステムコンサルタントになりました。
その時は実は会計士をとって監査法人で経験してMBAをとってコンサルタントになると考えていたものの、まずスタートの会計士につまずいて悩んで会社に入っていました。

コンサルタントというと昔は論理的で頭がよくて、給料も高い。
頭がよくてリッチでスマートなイメージがあこがれのスタートだったんだと思います。

実際に働いてみて思ったのは、給料も飛びぬけて高いのは経営コンサルタントの一部だけ。
堀さんはボストンコンサルティングにいたときに年収2億というのを本で見たことがありますが、それは世界的に活躍する一部のコンサルだけで、一般大勢は通常の会社とそうかわりません。

そしてスマートさとはかけ離れたと思える地道な作業の連続。常に深夜までの残業が続く毎日。
そうこうする中でちっちゃな目の前のお金を追うようになりました。

そして個人事業主になったわけです。
給料は手取りでそれなりにもらえるようになりました。
だけど、仕事がとたんに面白くなくなりました。
仕事=お金 になってしまって・・・無駄なこと(お金をもらえないこと)をできなく自分があったのです。
価値基準がお金をもらえるかどうかがになってしまっていたのです。

そこでそれから離れた仕事をしたくなって、武蔵野美術大学の通信科に入りました。
工芸デザインをやってお金と分離された仕事をコンサルの仕事は別に行うことで精神の安定化を図ろうとしたのです。だけど、美術大学に通って実感したのは、自分の感性で作品を作ることが好きなのではなく、企業をみつめ、企業に関することを知り、世の中の流れを企業から見つめたい。そしてその中でよりより物を作りだしたいと思ったのです。
その時の気持ちは仕事=お金じゃなくなっていました。

そう考えられたからこそ、美大の通信科を止めて、個人事業主だけに専念しようと思ったのです。

しかし、そういう時に仕事をもらっているところからこれからは案件が大型化するし、賠償責任等も問われることが多くなるから社員にならないかと持ちかけられました。
折りしもシステム導入の延期化による裁判もよく行われている時でした。
今考えればめったにそういうことはなく、ちゃんと責任を果たしていれば問題ないのですが、そこがわからない分野というのは不安が増大するものでとにかく不安は増していきました。

お金を追い求めないと思っていたことが、それがなくなるとなったときには弱いものです。
お金が入るようになれば、それが前提になる生活をするものだということをあらためて実感しました。
そしてそれが失われることは耐えられない。バブル崩壊後に貧しくなったというドキュメンタリーなんかを見ると増してやそれが増しました。

そのとき折りしも世の中は司法改革の大きな目玉である法科大学院(ロースクール)が出来る時期でした。そこで損害賠償等が怖くないように法律もわかるコンサルタントになればいいと思い、勉強して大学院に入りました。特に特許が強いということで東海大学の法科大学院に行きました。
そこで感じたのはやっぱり美大のときと同じく、やっぱり企業システムに少しでも多く関わりたい、法律を学んでいる間にどんどん遅れていく感覚。
やっぱり自分は企業のシステムに関わる仕事でないと駄目だと心底実感しました。
楽しく感じるのはこの仕事だけだと。
そして何よりもお金を節約して勉強だけする生活の中で弁護士になったらそれで稼げばいいんじゃないかというお金にひきづられた雑念も芽生えてきました。

そして仕事に戻りました。しかもまだまだ未熟な自分を一から鍛え直すために会社員に。
だけど時々、個人事業主のときのお金が気になって仕方がない。
もっといい生活がしたい、と思ってしまう。
今でも十分な生活はさせてもらっていると思うんですけど・・・

悩んできた道をそのまま文章に書いてしまって何が言いたいのかわかりにくいものになってしまいましたが、私はお金が好きらしく、いろいろなものをお金に換算しがちです。だから企業に興味を持ち、コンサルタントになりたいと思ったのだと思いますが、時々それにとらわれる。

今年はそれにとらわれないように意識していこうと決意しました。

0 件のコメント: